
ネリネ
ソラベア、わたしね、絵本をつくってKindleで出版したよ

ソラベア
おお、ついに!どうやって作ったの?

ネリネ
イラスト描いて、Canvaでレイアウトして…あとはKDPで登録

ソラベア
詳しく知りたいな
この記事では、私が実際におこなった 「イラスト制作 → Canvaで編集 → Kindle出版」 までの手順を、初心者の方でも再現できるようにまとめます。
固定レイアウトの絵本制作や、Canvaのサイズ設定、KDP(Kindle Direct Publishing)への登録方法も解説します。

1. 絵本づくり全体の流れと方針
目的:スマホやタブレットでも読みやすい絵本を作る
使用ツール:
- Canva(編集・PDF化)
- Kindle create(確認・KPF化)
- KDP(Kindle Direct Publishing/電子書籍販売)
出版形態:Kindle電子書籍(固定レイアウト)
基本ルール
- 文字サイズは16–18pt、行間1.6
- 余白は四辺10%以上
- 偶数ページ=文章、奇数ページ=イラスト
2. イラスト制作の準備とコツ
- 世界観:やさしい線と淡い色、小物を固定(例:水色ワンピース、白いマシュマロ)
- 解像度:短辺1600px以上(私は2560×2560pxで統一)
- 形式:PNG推奨(背景処理がしやすい)
- 保存方法:
img_001.png
のように連番で管理すると差し替えが楽
AI画像や手描き、写真コラージュもOK。重要なのは統一感です。
3. Canvaで絵本ページをレイアウトする方法
- カスタムサイズ:2560×2560px(縦)で新規作成
- ページ数:24ページ以上(KDPの推奨)
- ページ構成例
- 中表紙
- 文/3. 絵/4. 文/5. 絵 …交互
- あとがき
- 奥付
文字の見やすさ
- 本文16–18pt、行間1.6
- 背景は淡色、文字は濃色
- 太字は1ページ1か所まで
4. Kindle用の表紙デザイン
- 必須要素:タイトル、著者名、小さなモチーフ
- 例:「女の子がマシュマロを抱える、やさしい色鉛筆イラスト」
- サイズ推奨:縦横比1.6:1(例:2560×1600px以上)
- 保存形式:JPEG
5. Canvaから書き出してKPF形式に変換する
- 配布用確認PDFをCanvaから書き出し(PDF標準)
- Kindle Createで読み込み、端末ごとの見え方を確認
- KPF形式に変換して保存(KDPにアップロード可能)
EPUB形式でもアップロード可能ですが、初心者はKPF形式が安全です。
6. KDP(Kindle Direct Publishing)で出版登録
- KDPにログイン → 「Kindle電子書籍」を作成
- 言語、書名、著者名、本の説明を入力
- カテゴリ、対象年齢、キーワード設定
- 原稿ファイル(KPFなど)をアップロード
- 表紙画像(JPEG)をアップロード
- プレビューでスマホ・タブレット表示を確認
- 価格と配信権利を設定
- 申請 → 審査 → 公開

7. 制作中につまずいたポイントと解決法
- 文字が小さい → 行間1.6、文字サイズを上げる
- 画像容量が重い → JPG化や圧縮
- ページ順の乱れ → 連番ファイル名で管理
- 世界観が崩れる → 色数を2〜3色に固定、小物で統一感を出す

まとめ
イラストの統一感、読みやすい文字、余白。この3つを守れば、初めてでもKindle絵本出版はできます。Canvaで作ったページをKPF形式に変換し、KDPで登録するだけ。
この記事が、あなたの“最初の一冊”の背中を押せたらうれしいです。
📌 後日追記予定
- Canva「フレーム」機能で差し替える方法
- EPUB形式での直接アップロード手順
実際に試したうえで、画像付きで解説します。