
毎年、年末が近づくと気持ちが焦って落ち着かなくなるよ

そんなときは“気ぜわしさ”を整える方法を見直してみるといいよ。心の速度がふっとゆっくりになるはずだよ

年末は、普段よりも「気ぜわしさ」を感じやすい時期です。
やることは多く見え、期限は迫っているように感じ、気付かないうちに心が急ぎ足になります。
私自身も、年賀状、送り迎え、買い出し、ブログの更新──
いろんなことを一遍に考えながら大雨の中を車のエンジンをかけたとき、突然見たことのない警告ランプが点いて、頭がふっと止まるような瞬間がありました。
そのとき思ったのは、
「あ、これはもう心の容量がいっぱいなんだ」
ということ。
気ぜわしさは、弱さではなく 体が守ろうとしているサイン です。
この記事では、
年末に気持ちが急いてしまう理由と、
そのざわつきを整えるコツを、ゆっくり丁寧にまとめました。
あなたの心が、少しでも軽くなりますように。
気ぜわしさを整える3つのステップ
気ぜわしいときは、何かを“増やす”よりも、
「減らす・整理する・緩める」がいちばん効果的です。
ここから紹介する3つは、
私自身が試してとても助けられた方法でもあります。
① タスクを減らす(年内にやらなくていいリスト)
年末は、自然と「今年のうちに…」が増えるため、
本当は急がなくてもいいことまで抱えこみます。
そこでまずやるのは、
“やらないことリスト”の作成。
・年内でなくてもいいこと
・人に頼んでもいいこと
・先送りで問題ないこと
これらを紙に書いてみるだけで
心の重さが半分くらいになります。
年内にやらなくてもいいものは意外と多いと思います。
これは覚えておいて大丈夫です。
② 心の棚卸し(10分書き出し)
気ぜわしさの正体は「情報の渋滞」です。
頭の中で考えるだけでは、物事は整理されません。
そこで、10分だけ紙にすべて書き出します。

- いま気になっていること
- 今日やりたいこと
- 心のどこかでひっかかること
- 本当はやりたくないこと
書くと、ざわつきが一気にほどけるように消えていきます。
これは心理学でも有名な方法で、
**“脳のメモリ解放”**と言われています。
③ 身体の緊張をほどく(1〜2分でOK)

気ぜわしさは“心だけの問題”ではありません。
身体が緊張していると、思考も速くなり、焦りやすくなります。
- 深く息を吐く
- 肩をゆっくり落とす
- 手を温める
- お茶を一口飲む
たったこれだけで、自律神経は静けさを取り戻します。
とくに「吐く息を長くする」と心がすぐ落ち着きます。
夜の静けさを取り戻す小さな習慣

年末は、昼間に刺激が多いぶん、
夜の過ごし方で心の回復力が大きく変わります。
ここでは“特別ではないけれど効果のあること”だけを紹介します。
① 1分だけゆっくり呼吸する
ベッドに横になる前に
鼻から吸って、倍の長さで吐く。
これだけで体が「安全だ」と認識し、
心がふっと緩むように落ち着きます。
② 温かい飲み物を一口だけでも飲む
ホットミルク、白湯、カモミール──
なんでも構いません。
喉を通る温かさが、
「今は急がなくていい」という感覚を戻してくれます。
③ 部屋の灯りを弱くする
明るすぎる部屋は、
脳を“昼のモード”のままにします。
- 間接照明
- 小さなライト
- スマホの画面を暗くする
これだけで、心のざわつきが自然に静まっていきます。
④ 落ち着く系Audibleをそっと流す
これはとても効果的です。
気ぜわしい日は、文章が頭に入らないし、何もしたくない。
そんなとき、
声でゆっくり話しかけてもらうと、心がほどけていきます。
落ち着く系Audibleはこちら
まとめ|年末は“心が忙しい季節”で当たり前
気ぜわしさは、性格や弱さではなく
「年末という季節がつくる自然な反応」です。
だから、自分を責める必要はひとつもありません。
今日のまとめ:
- 年末の焦りは“区切り効果”で誰にでも起きる
- まずは「減らす・書き出す・緩める」が心を守る
- 夜の静けさが翌日の心を優しく整えてくれる
年末は、心まで忙しくしなくていい。
できたことより、できなかったことの方が多くて当たり前です。
気ぜわしい日が来てイライラしてしまうような時も、
「私は今、がんばりすぎてるんだ」と静かに認めてあげてください。
今日も、あなたの暮らしがやさしく整いますように。
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