
毎年、真冬にむかって寒くなってくると消化が弱くなって、食事が辛くなる…。

それなら、今の時期によく作っている「かぶスープ」を一緒に見直してみようよ。無理なく食べられるものがあると、毎日が少しラクになるよ。
季節が進むにつれて、体調や消化の調子がいつもと違うと感じることがあります。
特にどんどん寒くなる時期は胃腸が弱りやすく、「何を食べたらいいのか迷う」日が続きます。
私自身も、
・食欲はあるけれど重たいものは避けたい
・できるだけ消化にやさしいものを選びたい
・温かくて、ほっとする食事がほしい
そんな日が増えてきました。
この記事では、
消化が弱い時期に私が実際に作っている「かぶスープ」について、
・なぜこのスープを選んでいるのか
・よくある疑問への考え方
・カブの栄養
・無理なく続けるためのコツ
この4つを、静かに整理してまとめていきます。
今日の食事を少しだけ整えるヒントになればうれしいです。
🌙私にとって「かぶスープ」が役立った理由
消化が弱っているときに一番困るのは、「食べられるものが少ない」ことでした。
栄養を考えすぎると重くなり、軽くしすぎると物足りない。
その間で迷ってしまうことがよくあります。
そんなとき、自然と手が伸びたのが「かぶ」でした。
火を通すとやわらかくなり、味も主張しすぎません。
スープにすると、少量でも体が温まり、気持ちが落ち着きます。
今日使ったかぶは、大きめのものを3個で約628g。
量をきっちり決めなくても、このくらいあれば十分でした。
実際に作って食べてみると、
・食後の重たさを感じにくい
・無理に量を食べなくていい
・体が冷えにくい
といった、小さな変化を感じました。

少し整えるだけでいいと思います。
よくある質問①|かぶスープは胃にやさしいですか?

■ 回答
一般的に、かぶは消化にやさしい野菜として知られています。
■ 補足ポイント
・火を通すことで繊維がやわらかくなる
・強い味付けをしなくても甘みが出る
・体調が弱っているときでも食べやすい
ただし、「体にいいからたくさん食べる」という考え方は必要ありません。
少量を、ゆっくり味わうくらいがちょうどいいと感じています。
よくある質問②|消化が弱い時期のスープで気をつけることは?
■ 回答
シンプルに、やさしく作ることが一番大切です。
■ 併せて知っておきたいこと
・油を入れすぎない
・香辛料は控えめにする
・具材を増やしすぎない
体調が不安定なときは、「栄養を全部とろう」としなくて大丈夫です。
かぶスープの作り方(2〜3人分・やさしい配合)
材料
- かぶ …… 3~4個(約600〜650g)
- 玉ねぎ …… 1/2個
- バター …… 10g
- 水 …… 250ml
- 顆粒コンソメ …… 小さじ2
- 牛乳 または 豆乳 …… 150ml
- 塩 …… 少々
※体調に合わせて、
牛乳を豆乳に替えたり、バターを少なめにしても大丈夫です。
作り方

- かぶは皮をむいて適当な大きさに切り、玉ねぎは薄切りにする
- 鍋にバターを入れ、玉ねぎ→かぶの順で色づかないように軽く炒める
- 水とコンソメを加え、かぶがやわらかくなるまで弱めの中火で煮る
- 火を止めてブレンダーをかけ、なめらかにする
- 牛乳または豆乳を加えて温め、必要であれば塩で味をととのえる

■ かぶの栄養(意外とすごい)
かぶは見た目が地味ですが、
実は「体調が落ちたとき」に向いた栄養を静かに持っています。
① 消化を助ける酵素が豊富(胃腸にやさしい)
かぶには、
- アミラーゼ(でんぷん分解)
- プロテアーゼ(たんぱく質分解)
といった、消化を助ける酵素が自然に含まれています。
だから、
- 体調が弱いとき
- 食欲がない日
- 夕食を軽くしたいとき
に、かぶスープが
**「すっと身体に入る」**のは理にかなっています。
② ビタミンC(風邪予防・肌の調子)
かぶの白い部分にもビタミンCは含まれています。
葉の部分ほど多くはありませんが、
ポタージュにすると
やさしい量を無理なくとれるのが特徴です。
③ やわらかい食物繊維(お腹の調子を整える)
かぶの繊維は、大根よりもやさしいタイプ。
- お腹が弱い人
- 便秘気味のとき
- 冷えで胃腸が固くなりやすい時期
に、ちょうどいい量です。
④ カリウム(むくみ対策・塩分調整)
体内の余分な水分を調整してくれる栄養素。
塩分のとりすぎを和らげる働きもあります。
⑤ とにかく「胃に負担が少ない」野菜
かぶの一番の強みは、
弱った身体でも拒否されにくいこと。
「体調が悪い日の野菜スープ」に
かぶがすすめられる理由は、ここにあります。
■ 結論:かぶは「静かな栄養」を持つ野菜
派手なスーパーフードではありませんが、
- 胃腸のサポート
- やさしいビタミン
- 負担の少ない繊維
- むくみ対策
- 消化酵素の働き
この静かな栄養バランスこそが、
かぶスープが落ち着く理由です。
暮らしを大きく変えなくても、
調子が気になる日に一杯。
私の暮らしで感じた変化

かぶスープを取り入れてから、
「今日は何を食べよう」と悩む時間が減りました。
・体に負担をかけにくい
・食後の不安が少ない
・気持ちが落ち着く
こうした変化はとても静かですが、毎日の暮らしには大きな違いです。

自分に合うペースで続ければ、それが自然と習慣になるよ。
続けるコツと注意点
・体調に合わせて量を調整する
・味付けは薄めを意識する
・カブが手に入る時期は限られていると思うので手に入ったら楽しみに作るイメージ
「調子が悪いときの選択肢のひとつ」として考えると、続けやすくなります。
まとめ
この記事のポイントは次の3つです。
・かぶスープは消化が弱い時期に取り入れやすい
・少量でも、体と気持ちが落ち着く
・無理をしないことが、長く続けるコツ
かぶスープは、暮らしを静かに支えてくれる食事のひとつです。
すべてを変えなくていいので、気になったときに一杯だけ試してみてくださいね。
今日も、あなたの暮らしがやさしく整いますように。
\こちらもおすすめ/
▶ しお麹・しょうゆ麹の作り方と使い方
▶ 冬でも身体が整いやすくなる、やさしいウォーキング習慣
▶ 日々の「静かな暮らし」の記事一覧はこちら
