干し柿の作り方|毎年続けてわかった静かな季節の手仕事

吊るされた干し柿のイラストいりアイキャッチ 静かに暮らす
揺れる干し柿。冬の光がよく似合います。

ネリネ
ネリネ

毎年、秋が深くなると「今年も干し柿を作る頃かな」と自然に思うようになってきたの。
毎年少しずつ上達してきて、季節の静かな楽しみになっているんだ。

ソラベア
ソラベア

干し柿って、手間はかかるけど、やさしい時間だよね。
少しずつ準備するだけで、冬の暮らしがぐっと豊かになるよ。


秋の気温が下がりはじめる頃、色んなところで実っている渋柿を見ると「そろそろ干し柿の季節だな」と感じるようになりました。
昔は作り方もわからず、難しそうに思っていましたが、実際にやってみると意外とシンプル。
そして毎年つくるうちに、作業そのものが静かで心落ち着く時間になっていきました。

干し柿づくりは、特別な道具もいりません。
渋柿と紐、あとはむいてつるすための少しの根気。
でも、この“少しの手間”が冬の日にそっと寄り添ってくれる甘さを生み出し、暮らしの中に温かさを残してくれます。

この記事では、

・干し柿を続けてきた私の経験
・基本の作り方(手順とコツ)
・暮らしにもたらしてくれた変化
・続けるための注意点

を、静かにまとめていきます。
今日からでも取り入れられる「ゆったりした季節の手仕事」の参考になれば嬉しいです。


干し柿づくりが“季節のリズム”になった理由

干し柿を吊るして乾燥させる工程を眺める女性の手描きイラスト
毎年この光景を見ると、秋が来たと実感します。

私が干し柿づくりを始めたのは、かなり前でいつからとは覚えていませんが偶然渋柿をたくさんいただいた年でした。

住んでいる東北が渋柿を作るのに適した気候ということも知らず、
気づけば干し柿は冬の身近なおやつになっていました。
甘くてやさしい味わいが大好きで、毎年の楽しみです。

吊るした柿が、少しずつ色を変え、触感がやわらかくなっていく。
その変化を見るたびに、季節が確かに流れていくのを実感します。

ネリネ
ネリネ

真冬のおやつの干し柿は毎年のささやかな楽しみです。


干し柿の基本とやさしい作り方

ここでは、毎年作ってきた中で感じた「必要なことだけ」をまとめます。
干し柿づくりに必要なものは、本当に少しだけです。


【準備するもの】

  • 渋柿
  • 包丁
  • 紐(ビニール紐でも可)
  • ピーラー(皮むきがラク)
  • 揺れに耐える場所(軒下・ベランダ)

【基本の手順】

干し柿用に購入した渋柿を新聞紙に並べて状態を確認している写真
ここから、皮むきと下ごしらえが始まります。
  1. 渋柿の汚れをとる
    昔ながらの干し柿づくりでは渋柿は皮を洗わずに皮をむくのが一般的です。
    水分が残るとカビの原因になるため、洗わない方が安心して作れます。
    汚れが気になる場合は、布でそっとふきとるだけで十分です。
  2. 皮をむく
    なるべく薄く、上から下へすべらせるように。
  3. ヘタに紐を結ぶ
    落下しないように固く結ぶ。
  4. 熱湯 or 焼酎にくぐらせる
    私の住んでいる東北は、冬の空気がかわいていて気温も低いので皮をむいてそのまま吊るすだけで、自然に小さく甘くなっていきます。

    ただ、もう少し暖かい地域では湿度が残りやすく、
    そのまま吊るすとカビが出やすいこともあります。

    心配な方は、皮をむいたあとホワイトリカー(または焼酎)に1~2秒だけくぐらせてから紐で結ぶというひと手間を加えると安心です。
    表面を軽く湿らせる程度で十分で、味も変わりません。
  5. 風通しのよい場所に吊るす
    晴れた日から始めるのがおすすめ。
  6. 10〜20日ほどで完成
    しっとり仕上げたい場合は、途中で軽く揉む。
    最近はしっとり柔らかい干し柿も人気ですが、私は昔ながらの全体的に乾いた干し柿が好きなので11月に作って1月に食べてます。
干し柿づくりで柿のヘタに紐を結びつける手元のイラスト
ひとつずつ、ゆっくり丁寧に結んでいきます。

ソラベア
ソラベア

綺麗にやろうとしなくて大丈夫。ゆらゆら揺れる柿が、ちゃんとおいしくしてくれるよ。

干し柿が暮らしにもたらしてくれた静かな変化

干し柿と温かい飲み物を皿に並べた手描きイラスト
冬の午後、お茶と干し柿の静かな時間。

干し柿を作るようになってから、冬を迎える気持ちが少し明るくなりました。
「今年もここから季節が続いていく」と思える安心感のようなものです。

  • 冬のおやつがひとつ増えた
  • 毎回買わなくても手に入る“小さな贅沢”
  • 季節の時間に自分が参加できている感覚

ほっとするお茶の時間のアクセントにもなり、手間をかけただけの味わいがあります。

ネリネ
ネリネ

静かな変化って、とても大切ですね。負担が減ると、気持ちもゆるみやすくなります。


続けるためのコツと注意点

  • くもり続きの日に始めない
  • 風通しが悪いとカビが出やすい
  • 紐の結びがゆるいと落下する
  • やり過ぎない。1本だけでも十分
  • カラスやハクビシン、田舎だと野生動物に食べごろを狙われます。
    網などで対策立てた方がいい時もあります。

無理なく続けられる範囲で「今年も作ろうかな」と思えるくらいが、ちょうどよいペースです。

ソラベア
ソラベア

がんばりすぎないと、自然と続いていくよ。季節の手仕事はそのくらいがちょうどいいんだ。


まとめ

青空の下、軒先に吊るされた干し柿の写真
冬の光のなかでゆっくりと乾いていく柿。静かな季節の風景。

この記事のポイントは次の3つです。

  1. 干し柿づくりは“静かな季節のリズム”を感じる時間
  2. 基本の手順はシンプルで、初心者でもやさしく始められる
  3. ほんの少しの手間が、冬の暮らしに大きな安心をもたらしてくれる

干し柿づくりは派手さはありませんが、季節を静かに感じるための、大切な習慣です。
気になった手順だけでも、今日からゆっくり始めてみてください。

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