
寒い日が続くと、温かいものが恋しくなるよね…。

だったら“静かに整うスープ”を作ろうよ。心も体もふわっと温まるよ。
冬の台所に立つと、ゆっくり煮える温かい湯気がなんとなくほわっと安心できます。
私がよく作るのは材料が少なくて、すぐにやさしい甘さが広がる かぼちゃスープ。
ミキサーがなくても、ブレンダーで“がーっ”とするだけでなめらかに仕上がり、
豆乳を加えるとコクが出て、重すぎないのに満足感があって大好きでよく作る一品です。
この記事では、
- 私が普段作っている簡単レシピ
- よく聞かれる「豆乳が分離しないコツ」
- かぼちゃのやさしい栄養
- 朝ごはんにも使えるアレンジ
をまとめています。
今日の台所が、少しだけあたたかくなりますように。
材料(2人分)
- かぼちゃ……300g
- 玉ねぎ……1/4個
- 水……200ml
- バター……10g
- 豆乳(または牛乳)……200ml
- コンソメ・スープの素……少量(好みで)
- 塩……少々
※私は素材の甘さを生かすのでコンソメ・スープの素はなしで作りますが、
一般的には少量入れたほうが味がまとまり、失敗がありません。
作り方|ミキサーなしでなめらかに仕上げるコツ
① かぼちゃと玉ねぎを切る

皮をむいたかぼちゃを食べやすい大きさに切り、
玉ねぎは薄切りにします。
② バターでさっと炒める

鍋にバターを溶かし、玉ねぎとかぼちゃを軽く炒めます。
ここで香りが立ち、仕上がりがぐっと上品になります。
③ 水を加えて柔らかく煮る
水を注ぎ、ふたをして弱火でコトコト。
かぼちゃが箸で簡単につぶれるくらいまで柔らかくなればOK。
④ ブレンダーで“がーっ”とする

火を止め、鍋の中でブレンダーを使ってなめらかにします。
私はこの工程がいちばん好きです。
ミキサーと違って、鍋ひとつで完結するのが本当にラク。
⑤ 豆乳を加えて温め、塩で調える
豆乳を加えたら、沸騰させずに弱火でそっと温めます。
最後に塩を少しずつ入れて味を整えたら完成です。
豆乳が“分離しない”ための大切なポイント

豆乳スープは、やさしい味わいの反面、少し気難しいところがあります。
分離する理由
豆乳のたんぱく質は、高温になると急に変化して固まりやすく、
その結果「分離」したように見えてしまいます。
分離させないコツ
- 豆乳を入れたら 絶対に沸騰させない
- 弱火で“ふわっと湯気が立つ程度”で止める
- 塩を入れすぎない(塩分も分離の原因になる)

静かにそっと温めよう
かぼちゃにふくまれる、やさしい栄養
かぼちゃは派手ではないのに、毎日の体を静かに支えてくれる野菜です。
β-カロテン(体の中でビタミンAに)
皮にも果肉にも多く含まれ、
乾燥しやすい季節の 肌・のど・粘膜を守る はたらきがあります。
ビタミンE
“若返りのビタミン”とも呼ばれ、
血の巡りを助けて 体を内側から温める 効果が期待できます。
食物繊維(やわらかいタイプ)
胃に負担をかけないやさしい繊維で、
すっきりしない日にも安心して食べられます。
カリウム
塩分を調整し、むくみを和らげるはたらきも。

身近な野菜なのに、こんなに静かに支えてくれてたんだね。
朝ごはんにも、作り置きにも向いています
かぼちゃスープは冷めても味がぼやけにくく、
温め直すだけで甘さが戻ってきます。
- 前日の夜に作っておく
- 朝はパンと合わせるだけ
- お弁当用スープにする
- 豆乳ではなく牛乳で作るのも美味しい
暮らしのなかで“気持ちを整えてくれる一杯”になります。
まとめ|静かに整う、かぼちゃスープ
この記事のポイントは3つです。
- バターで炒めて煮るだけの簡単レシピ
- 豆乳は沸騰させないことで分離を防げる
- かぼちゃはビタミンA・Eが豊富で体をやさしく温める
かぼちゃスープは、
「なんとなく元気が出ない日」
「温まりたい日」
そんなときにも心にすっと寄り添ってくれる料理です。
台所の静けさごと楽しみながら、
どうぞゆっくり作ってみてくださいね。

今日もいい香りがしてきそうだね。

あたたかいスープって、冬にはかかせないね。
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