
体が弱っているときは、温かいスープが安心するんだよね

科学的にも“野菜スープ”はすごい力を持ってるんだって!
導入
体がだるいとき、風邪をひきそうなとき、私がよく作って飲むのが野菜スープです。熊本大学名誉教授の前田浩先生(ノーベル化学賞候補にも挙がった研究者)は「野菜スープこそが万病の予防食」と述べています。

お医者さんもすすめる、健康の味方なんだね
野菜スープががん予防に役立つ理由
がんの発症には「活性酸素」が深く関わっています。活性酸素が遺伝子を傷つけると、正常な細胞が突然変異を起こし、がん細胞に変化してしまいます。
ここで頼りになるのが、野菜に含まれる ファイトケミカル(リコピン、ルテイン、カロテノイドなど)。これらは活性酸素を消去し、がん予防に働きます。

野菜の色や香りの成分が、体を守ってくれるんだね
ファイトケミカルはスープにすると吸収率アップ
ファイトケミカルは細胞壁の中に閉じ込められているため、生や刻んだだけでは吸収しにくいものです。
野菜を煮ることで細胞壁が壊れ、成分がスープに溶け出します。実験では、生野菜よりもスープの方が 10〜100倍の抗酸化力 を示すことが分かっています。

煮ることで、栄養がスープの中に“溶け出す”んだね
ビタミンCもスープなら安心
ビタミンCは単体では加熱に弱いのですが、野菜の中にあると他の抗酸化物質に守られて壊れにくくなります。
さらに、成分はスープに溶け出すため、汁ごと飲むことで効率よく摂取できます。

ビタミンCを守ってくれるのも“仲間の力”って素敵
野菜スープの作り方
前田浩先生の本で紹介されている基本は「旬の野菜を5~8種類組み合わせ、油で炒めてから煮る」という方法です。ここでは私がよく作っているシンプルな例を紹介します。

材料(2〜3人分)
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 1/2本
- かぼちゃ 100g
- 季節の野菜 5〜8種類(セロリ、キャベツ、小松菜などお好みで)
作り方
- 野菜を食べやすい大きさに切る。
- 鍋に少量の油を熱し、野菜を軽く炒める。
- 水を加えて、20分ほど煮込む。
- 味付けは基本的に不要だが、好みに応じて少量の味噌を加えても良い。


味をつけすぎないからこそ、野菜本来の力がそのまま届くんだね
まとめ:白血球を増やすカギは日常の一杯に

野菜スープは、がん予防や免疫力アップに欠かせないファイトケミカルとビタミンCを無駄なく摂れる、理想的な食べ方です。
日常に取り入れることで、白血球の働きをサポートし、体を守る力を高めてくれます。

毎日の食卓に“飲むお守り”を作るイメージなんだね