5月3日、タンポポの綿毛とおたまじゃくしの後ろ足 福島県浜通りの立夏

福島県浜通りの立夏、新緑の木々とタンポポの綿毛・おたまじゃくしの記事アイキャッチ 自然から見る二十四節気

5月に入りましたが1日は横殴りの大雨、2日は強風が続いてなかなか歩くことができませんでした。

2026年5月3日の13時から14時ごろ、田んぼ道や水路のある道をやっと歩くことができました。
春の花がまだ残る一方で、植物の伸び方や日差しには初夏の気配が出ていました。

タンポポは黄色い花よりも綿毛が目立ち、ハルジオンはいろいろなところで見かけました。
田んぼの水路では、後ろ足の出たおたまじゃくしを見つけました。

春が終わりきらないうちに、初夏の気配が少しずつ入ってくる。
立夏は、そんな季節の境目にあたる時期です。

立夏の基本情報

節気名 立夏

読み方 りっか

2026年の日付 5月5日

意味 暦の上で夏が始まるころ

春が残る中で始まる、暦の夏

立夏は「りっか」と読みます。

二十四節気のひとつで、暦の上では夏の始まりにあたる時期です。

「立」という字には、季節が始まるという意味があります。
そのため立夏は、夏が立ち上がるころ、という意味で使われます。

ただし、ここでいう夏は、7月や8月のような真夏ではありません。

外を歩いていても、まだ春のやわらかさは残っています。
朝晩や夕方には、少し冷える日もあります。

けれど、日中の日差しは少しずつ強くなってきます。
帽子や日傘、日焼け止めを意識したくなる日も増えてきました。

カレンダーでは「夏の始まり」。
でも体感としては、春の終わりと初夏の入口が重なっているころです。

立夏は、季節が急に切り替わる日ではありません。
「そろそろ夏の気配が見えてきた」と知らせてくれる目印のようなものです。

5月上旬、春の花と初夏の緑

2026年の立夏は、5月5日です。

立夏の日付は年によって少し前後しますが、毎年5月5日ごろにあたります。

また、二十四節気では、ひとつの節気は次の節気まで続きます。
立夏の場合は、次の節気である小満の前日ごろまでが、立夏の時期として見られます。

5月上旬といえば、まだ春の花も見られる時期です。

タンポポ、ハルジオン、シロツメクサ。
道ばたには、春から続いている植物がまだ残っています。

でも、春の盛りと同じではありません。

タンポポは黄色い花よりも、白い綿毛が増えてきます。
木の葉も大きくなり、枝のすき間から見えていた空が少しずつ隠れるようになります。

この時期の面白いところは、春と夏がはっきり分かれていないところです。

「今日から夏です」と線を引くよりも、歩いているうちに、少しずつ季節が入れ替わっていることに気づきます。

立夏は、そんな時期です。

穀雨から小満へ、散歩道で感じる立夏の位置

立夏は、二十四節気の中で、春から夏へ移る節目です。

立夏の前にある節気は「穀雨」です。
穀雨は、春の雨が田畑や植物をうるおすころとされています。

山の薄緑と田んぼの準備が始まった 福島県浜通りの穀雨
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そして、立夏の次にくる節気は「小満」です。
小満は、植物が育ち、あらゆるものが少しずつ満ちてくるころです。

この流れで見ると、季節の変化がわかりやすくなります。

穀雨のころは、雨や土の湿り気、春の終わりが目立ちます。
立夏になると、そこに光の強さや緑の勢いが加わります。
そして小満に向かうころには、植物がさらに伸びて、初夏らしさが増していきます。

散歩で見るなら、立夏はちょうど中間です。

春の名残を見ながら、夏の入口も同時に探せる時期です。

暦では夏でも、散歩道には春がまだ残っている

立夏と聞くと、もう夏なのだと思うかもしれません。

でも実際の散歩道では、春の気配がまだ残っています。

2026年5月3日、13時から14時ごろに歩いたとき、気温は20度前後でした。
長そでTシャツ1枚で歩き始めましたが、途中から日差しが強くなり、首や手に日焼け止めを塗り重ねました。

出かける前は薄曇りでした。
けれど歩いているうちに、日差しがはっきり強くなってきました。

一昨日は横殴りの雨、前日は強い風で歩けませんでした。
この日も風はありましたが、2日歩けていなかったので、田んぼ道や水路のある道を歩いてみることにしました。

田舎の道なので、人には誰にも会いませんでした。
聞こえていたのは、自然の風の音でした。

立夏は、ただ暦の言葉として知るだけでなく、実際に外を歩くと変化が見えやすい時期です。

足元・頭上・水辺に出ていた季節の変化

立夏のころに散歩するなら、見る場所を少し分けておくと季節に気づきやすくなります。

花だけを見るよりも、足元、頭上、水辺を順番に見ると、春から初夏への変化が見えてきます。

足元を見る

まず見たいのは、足元の植物です。

道ばたの植物は、4月よりも背丈が伸びてきます。
春先には地面に近かった植物も、5月に入ると少しずつ立ち上がって見えます。

タンポポは、黄色い花よりも綿毛が目立つようになっていました。

立夏のころに道ばたで見たタンポポの綿毛
5月3日の散歩道で見たタンポポの綿毛。

今回歩いた場所では、黄色い花が2割ほど、綿毛が6割ほど、花も綿毛も終わっているものが2割ほどに見えました。

黄色い花がまだ残っている場所もあります。
けれど全体としては、春の盛りを過ぎて、次の季節へ進んでいる感じがありました。

「綿毛が多くなった」
「植物が伸びてきた」
「白い花が少し咲いている」

それだけでも、季節の観察になります。

頭上を見る

次に見たいのは、木の葉です。

立夏のころは、木々の緑が一気に増えていきます。

立夏のころに見上げた若葉と初夏の緑
木を見上げると、若葉の量が増え、初夏らしい緑が広がっていました。

今回見上げた木も、名前はわかりません。
けれど、薄い緑の葉がとても太陽の光に透けてきれいでした。

春先の若葉は、やわらかい黄緑色に見えることがあります。
それが5月に入るころには、少しずつ濃い緑へ変わっていきます。

足元には春の名残。
頭上には初夏の緑。

この組み合わせが、立夏の散歩らしさです。

水辺を見る

水辺も、立夏のころに見ておきたい場所です。

花ばかり見ていると、立夏は植物の季節に見えます。
でも水辺では、生きものの季節も進んでいます。

田んぼのあぜ道の水路では、おたまじゃくしが2匹から4匹ほどずつ見えました。
水路のわきの植物につかまるようにしているものもいました。

写真を撮ってみると、後ろ足が出ていることがわかりました。

立夏のころの水辺で見かけた後ろ足がでてきたおたまじゃくし
後ろ足がでてきたおたまじゃくし、水中にある枝につかまって止まっていました。

1月の暖かい日に、同じ場所で、底のほうにじっとしているおたまじゃくしを見つけていました。
真冬におたまじゃくしがいるのだろうかと、不思議に思ったことを覚えています。

それから気になってきて、散歩するたびおたまじゃくしを見てきました。
立夏のころになり、後ろ足が出てきた姿を見て、季節が進んでいることがわかりました。

動きも、すいすい泳ぐというより、人の気配で底の泥がふわっと舞い、隠れるような感じでした。

田植えが終わるころには、カエルになっているのかもしれません。
1月から見てきたので、もうすぐお別れだと思うと少し寂しいです。

春の終わりに、おたまじゃくしの後ろ足を見つけた。
水辺をのぞくと、そんな季節の変化にも気づきます。

春の名残として見えた桜の花びら

立夏のころに水辺に残っていた桜の花びら
側溝に、山桜の花びらとベニカナメモチの赤い葉が重なっていました。

立夏のころに歩いていて、もうひとつ印象に残ったのが、側溝に溜まって重なっていた山桜の花びらです。

そこに赤いベニカナメの葉も一緒に落ちていて、春の終わりがそのまま残っているように見えました。

立夏は暦の上では夏の始まりです。
けれど、道ばたや水辺には、春の名残がまだあります。

桜が咲いている時期だけが、春ではありません。
散ったあとに残る花びらにも、季節の移り変わりが見えます。

この写真は、立夏が「春をすっかり終わらせる日」ではなく、春と初夏が重なっている時期だと感じさせてくれました。

まとめ 立夏は、歩くと春と初夏が重なるころ

立夏のころに歩いた田んぼ沿いの道と足元の草
5月上旬の散歩道では、田んぼのまわりの植物も伸び、春から初夏へ向かう気配が見えていました。

立夏は「りっか」と読み、二十四節気のひとつです。
暦の上では、夏の始まりにあたります。

2026年の立夏は、5月5日です。

ただし、立夏は真夏の始まりではありません。

立夏のころ見たのは、足元の植物、タンポポの綿毛、ハルジオン、木々の若葉です。
それに、水辺の小さな生きものや、春の名残の花びらも印象に残りました。

歩くのに気持ちのよい季節です。
外へ出るときは、足元と木の上、それから水辺も日差しに気を付けながら少しだけ見てみてください。

次の季節は小満です。
散歩道の草木も、立夏のころよりさらに勢いを増していきます。

5月下旬、青いブルーベリーの実と初夏の植物 福島県浜通りの小満
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