秋分ってそもそもどんな意味の日なんだろう?
2026年はいつなんだろう?名前は知っていても詳しく説明しようとすると難しく感じます。
私が秋を感じるきっかけの一つが、キンモクセイです。
毎年、歩いているときにあの甘い香りがふっとかおる季節になると、「ああ、今年もキンモクセイの香り」と思います。
毎年ほぼ同じことを思っています。たぶん来年も。
今年は秋分を迎える少し前の9月20日に、大きな木にオレンジ色の花がたくさん咲いているのを見ました。
いただいたキンモクセイの枝を家に持ち帰って飾り、22日に花を近くから写真に撮ってみました。
この記事では、まず秋分の意味と2026年の日付を確認してから、写真と一緒に今年出会ったキンモクセイを紹介します。
秋分とは?二十四節気での意味
秋分(しゅうぶん)は、季節を表す「二十四節気」の一つです。
二十四節気というのは、太陽の動きをもとに一年を24等分した季節の目印のこと。
秋分は、太陽が暦の上で決まった位置まで来たタイミングを指しています。国立天文台の解説を見ると、太陽黄経が180度になる瞬間だと書かれています。
秋分は「昼と夜の長さがほぼ同じになるころ」といわれています。
というのも、日の出・日の入りの決め方や大気による光の屈折の影響で、実際の昼と夜の長さがきっちり同じになるわけではないからです。
このあたりは、国立天文台の説明にも詳しく書かれています。
秋分を過ぎると、日が暮れるのがだんだん早くなっていきます。
カレンダーの日付だけでなく、夕方の明るさからも季節の変化を感じるようになります。
「秋分」と「秋分の日」はどう違う?
二十四節気の「秋分」は、太陽の位置で決まる季節の区切りです。
一方の「秋分の日」は、その日を国民の祝日にしたときの呼び方になります。
内閣府では、秋分の日の趣旨を「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日として説明しています。
秋分の日は、秋のお彼岸の中日にもあたる日です。
お墓参りで思い出すという人もいれば、暮らしの中でふと秋の訪れを感じるという人もいると思います。
私の場合は、今年は秋分のころに咲いていたキンモクセイの姿が、いちばん印象に残りました。

2026年の秋分はいつ?
2026年の秋分は9月23日(水)です。
国立天文台の2026年暦要項によると、秋分になる時刻は午前9時05分(日本時間)とのこと。
この9月23日が、2026年の「秋分の日」にもなります。
秋分の日付は、毎年同じではないので必ず確認するイメージです。
「秋分っていつだっけ」と確認したいときは、その年の暦を見るのが確実です。
2026年については、9月23日と覚えておけば大丈夫だと思います。
秋分のころは、どんな季節?
秋分は、夏から秋へ移っていく時期の目印になる日です。
とはいえ、暦の上で秋分になったからといって、急に涼しくなるわけではありません。
日中は暑い日もありますが、日が少しずつ短くなり、身近な植物の変化から秋を感じることが増えてきます。
9月に咲く花というと、ヒガンバナやコスモスを思い浮かべる人もいるでしょう。
そして、香りで秋の花を探すなら、キンモクセイも外せません。遠くにいても香りに気づいて、どこに咲いているんだろうと木を探した経験がある人もいるんじゃないかと思います。
私はキンモクセイの甘い香りが大好きです。
花を見るより先に、香りで気づくこともあるくらいです。
キンモクセイはいつ咲く?開花時期と季節
キンモクセイは、9月から10月に咲く秋の花です。
ふなばしアンデルセン公園の樹木図鑑では開花時期を9~10月、国営昭和記念公園では見られる時期を9月下旬~10月中旬と紹介しています。
ただ、いつ咲くか、いつ見頃になるかは場所やその年の気候によって変わってきます。
9月のうちに咲いている木もあれば、10月に入ってから花を楽しめる場所もあります。
秋分の日に必ず咲く花、というわけではないようです。
それでも、秋分のころの散歩でキンモクセイに出会えると、なんだかうれしくなります。
2026年は、私が見た大きな木が9月20日の時点でもうたくさん花をつけていました。
9月20日、大きな木に咲いていたオレンジ色の花
9月20日、歩いているとまず香りに気づきました。
キンモクセイの木を見るより先に、やさしい甘い香りがふわっとしてきます。
近づいてみると、見上げるくらい大きな木に、オレンジ色の小さな花がたくさん。
花より先に、「キンモクセイってこんなに大きくなるんだ」と木の大きさに驚きました。
木全体を撮った写真を見ると、そのときの花の多さも伝わるんじゃないかと思います。
秋分を迎える少し前でしたが、私の住む地域ではもうキンモクセイを楽しめる時期になっていました。

木を少し離れて見るのと、枝の花を近くで見るのとでは、印象がだいぶ変わります。
木全体だとオレンジ色があちこちに散らばって見えて、枝に目を向けると、小さな花が集まって咲いているのがよく分かります。
キンモクセイの花は一つひとつが小さいので、近づいて見る楽しさもあります。

9月22日、枝を家に飾って近くから撮影
9月22日、大きなキンモクセイの木から枝を少し分けていただいたので、家に飾って写真に撮りました。
外で木を眺めていたときは花の数のほうに目が行きましたが、家に飾ってみると意外とおとなしい香りでした。
近くを通ったときに、ふわっと感じるくらいです。
花をじっくり見られて、アップの写真も撮れました。

木全体、枝、花のアップ。三つの距離で撮った写真を並べてみると、同じキンモクセイでも見えるものがけっこう違います。
花をアップで見ていたら、なんだか小さな粘土細工かクッキーみたいです。
花びらが思ったよりぷっくりしていて、近くで見るまでこんなに立体的だとは知りませんでした。
散歩中に見上げていた木の枝をいただき、今度は家でじっくり眺めることができました。
秋分を迎えるころに見た花を、写真にも残せてよかったなと思っています。
キンモクセイの甘い香りは、何から生まれる?
私がキンモクセイを好きな理由は、やっぱりあの優しい甘い香りです。
道を歩いていてこの香りに気づくと、花が見えなくてもついキンモクセイの木を探してしまいます。
花の香りなのに、どこか果物みたいな甘さもあって、どうしてこんな香りがするんだろうと気になっていました。
調べてみると、キンモクセイの香りは一つの成分だけでできているわけではないようです。
花の香りを調べた研究論文には、リナロール、α-イオノン、β-イオノン、γ-デカラクトンなどの成分が挙げられています。
花らしい香りや甘さに関わる複数の成分が、重なり合っているということみたいです。
その中で私がおもしろいなと思ったのが、γ-デカラクトンです。香料を扱う花王の資料では、桃を思わせる、果実らしい甘い香りを持つ成分として紹介されています。
キンモクセイから桃のような甘さを感じることがあるのは、こうした香りの成分が関係していると考えられているようです。
果実のような甘い香りがする花ってすごいですね。
香りの成分を知ってから、キンモクセイをもう一度かいでみたくなりました。
難しい名前を全部覚えなくても、花らしさの中に果物っぽい甘さがある、と感じながら楽しめる香りだと思います。
秋分の散歩で見つけた、今年の花
2026年の秋分は9月23日。昼と夜の長さが近づいて、日がだんだん短くなっていくころです
。私がその季節に見たのは、9月20日にたくさん咲いていたキンモクセイと、22日に家で近くから眺めた小さな花でした。
秋分のころに散歩に出かけることがあったら、花が咲いているかどうかだけでなく、あの甘い香りがするかどうかも気にしてみてください。
