朝晩の風が、少し冷たく感じられるようになってきました。
カレンダーで「寒露」の文字を見かける時期です。
寒露(かんろ)は、草木につく露が冷たく感じられるころ、という意味の二十四節気のひとつです。秋分の次、霜降の前にあたります。
2026年の寒露は10月8日です。
10月8日だけを指すこともあれば、次の節気である霜降の前日までの期間を指すこともあり、その場合は10月22日ごろまでが寒露の時期になります。
寒露の2日前、田んぼ道を歩きました
10月6日の13時ごろ、福島県浜通りの田んぼ道を歩きました。

この日はくもりで、気温は22℃、風速は3m/sほど。おだやかで、歩いていて本当に気持ちのいい気候でした。
夏に歩いたときは湿度が高くて暑く、濃い緑の中を歩いているような感じでした。
今は空気も少し乾燥して、風もあります。田んぼの稲も黄色くなっていて、「秋色だな」と思いました。
黄色い田んぼと、稲の中から聞こえる音
田んぼの稲は黄色くなり、稲穂も重そうに下を向いていました。

すでに稲刈りが始まっている田んぼもあります。まだ稲が残っているところと、刈り終わったところが混ざっていました。
歩いていると、稲の中からパッ、ガサッと音がします。
一瞬だけ姿が見えましたが、写真に撮れるほどではありませんでした。
イナゴです。
歩く人間に驚いて飛び出していたのでしょうか。
この音を聞いて、「秋になったな」と思いました。
ミゾソバ、イヌタデ、猫じゃらし
田んぼの近くでは、ミゾソバが一か所にまとまって咲いていました。

あまり見たことがない花です。
小さくて、白に紫がかったピンク色がついていて、ふっくらした形がかわいかったので、足を止めて写真を撮りました。
イヌタデは、歩いているとあちこちで目にしました。

細長い穂がピンク色で、たくさん咲いているときれいです。
猫じゃらしやススキも、風にゆれていました。
夏には緑の葉ばかりが目立っていた場所でも、秋になると花や穂、種が目につくようになります。
道路沿いに落ちていた栗のイガ
道路沿いには、栗のイガが落ちていました。

イガはすでに割れていて、中に栗の実はありませんでした。
木になっている栗を見ることもありますが、地面に開いたイガが落ちているのを見ると、秋もだいぶ進んできた感じがします。
今回いちばん気に入ったのは、どんぐり
今回いちばん気に入ったのは、どんぐりです。

しゃがんで、へたと実がくっついているものがないかなと、しばらく探しました。
くっついていたら写真にかわいく撮れるのにな、と思って。
でも、落ちるときに離れてしまうようで、なかなか見つかりません。
そこで、落ちていたへたと実を自分でくっつけて写真を撮りました。
どんぐりって、いろいろな種類や形があってかわいいと思います。
たまにポケットに入れて持ち歩くくらい好きです。
今回は持ち帰らず、写真だけ撮ってきました。
寒露のころの田んぼ道
「冷たい露」という名前の寒露ですが、福島県浜通りの10月初めは、まだ寒いというほどではありませんでした。
それでも、夏とはずいぶん景色が違います。
黄色くなった稲、稲刈りが始まった田んぼ、ミゾソバやイヌタデ、風に揺れる猫じゃらしやススキ。

足元には栗のイガやどんぐりが落ちていました。
そして、稲の中から聞こえるイナゴが飛ぶ音。
気温だけでは分かりにくくても、歩いてみると秋になったことがいろいろなところから分かります。
次にこの道を歩くころには、稲刈りもさらに進んでいそうです。
